行政区再編「結」実 浜松市長、市政主な出来事発表 今年象徴の漢字も

 浜松市の鈴木康友市長は20日の定例記者会見で、2022年の市政の主な出来事を発表した。24年1月1日に現行7区を3区とする行政区再編案の決定など20件を挙げた。長年の懸案だった行政区再編が「実を結んだ」として、恒例の今年を象徴する漢字には「結」を選んだ。

今年を象徴する漢字として「結」を発表する鈴木市長=浜松市役所
今年を象徴する漢字として「結」を発表する鈴木市長=浜松市役所
2022年 浜松市政の主な出来事(抜粋)
2022年 浜松市政の主な出来事(抜粋)
今年を象徴する漢字として「結」を発表する鈴木市長=浜松市役所
2022年 浜松市政の主な出来事(抜粋)

 行政区再編を巡っては、市民アンケートの結果を踏まえて行政区画等審議会から再編後の区名を中央区、浜名区、天竜区とする答申も行われた。新3区移行まであと1年。「職員一丸となって万全の体制づくりを進める」と意気込みを語った。
 また、「施設の新設やリニューアルが多かった年」と振り返り、浜松科学館のプラネタリウム、遠州鉄道高架下の新川モール、市福祉交流センターなどを例に出しながら「利便性が向上した施設を多くの人に利用してほしい」と呼びかけた。
 大都市別の健康寿命で女性が10年から4期連続の1位、全国政令指定都市の幸福度ランキングで総合1位になったことにも触れ、働きやすい環境の整備、健康で幸せに生活できるまちづくりに向けて意欲を示した。
 今年の漢字は自身でしたためた。4期目の任期満了(23年4月30日)に伴う次期市長選には出馬しない意向を表明したこともあり、「個人的にも4期16年の集大成の年だった。16年の市政が実を結んだ」と語った。

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