小笠高生が特産レシピ提案 菊川茶や芽キャベツで総菜、パン 農家支援へ試作

 菊川市の小笠高の生徒は22日、市内農産物を使ったレシピを市内飲食業者に提案した。商品化を目指し、特産の菊川茶や芽キャベツの総菜やパンを紹介した。

開発した緑茶入り牛乳パンを紹介する生徒=菊川市の小笠高
開発した緑茶入り牛乳パンを紹介する生徒=菊川市の小笠高

 新型コロナウイルスにより売り上げが低迷している農家の支援を目的に、同校と市、市農業振興会が協力して実施した。食品製造演習を受講する3年生や食品加工部の1、2年生計54人が参加し、夏休みの頃から試作を繰り返してきた。
 レシピは芽キャベツのメンチカツやホイコーロー、市内産トマトと米を使ったカレードリア、野菜を巻いた菊川茶入りのトルティーヤなど。茶畑をイメージした緑茶入り牛乳パンを開発した班の藤森香帆さん(17)は「緑茶の配合量を調整するのが大変だった。味だけでなくかわいい見た目も重視した」と話した。
 居酒屋を営む尾込聖一さん(45)は「メンチカツは子どもから大人まで好きそうな味だった」と話し、店舗での提供を想定して調理時間を生徒に質問していた。

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