掛川の食材 勝負めしに 王将戦1月に控え、試食会

 藤井聡太王将に羽生善治九段が挑む第72期王将戦7番勝負第1局が2023年1月に掛川市内で行われるのを前に、掛川グランドホテルでこのほど、2人に提供する「勝負めし」と「おやつ」の試食会が開かれた。掛川牛シチューのソースを添えたオムライスや掛川茶を使ったケーキなど、地元食材ふんだんの料理がお披露目された。

王将戦の「勝負めし」を試食する関係者=掛川市の掛川グランドホテル
王将戦の「勝負めし」を試食する関係者=掛川市の掛川グランドホテル

 市などでつくる「将棋によるまちづくり実行委員会」メンバーのJA掛川市、JA遠州夢咲、掛川商工会議所、掛川みなみ商工会が協力して食材を選定し、同ホテルがメニューを開発した。
 勝負めしは市内産の野菜の天ぷらやマーボー豆腐など和洋中7品、おやつは2022年1月の対局で藤井王将が食べたケーキ「CHABATAKE」や焼きたてのフィナンシェなど6品。佐々木毅一総料理長は「オール掛川を意識して開発した。最高においしい掛川の食材を召し上がってほしい」とあいさつした。
 試食した久保田崇市長は「どの品も地域の良さが味わえる。2人もメニュー選びに長考するのでは」と話した。第1局は1月8、9日の両日、掛川城二の丸茶室で行われる。

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