伊藤新司令が着任 「前進と健全を」 航空自衛隊浜松基地

 航空自衛隊浜松基地(浜松市西区)で23日、第1航空団司令兼同基地司令に就いた伊藤顕空将補(57)の着任式が開かれた。伊藤司令は隊員ら約200人を前に「前進と健全を方針に掲げる。常に改良を目指して計画的に行動し、不具合があれば見直しながら任務を遂行することが重要だ」と訓示した。

着任式に臨む伊藤顕空将補(中央)=23日午前、浜松市西区の航空自衛隊浜松基地
着任式に臨む伊藤顕空将補(中央)=23日午前、浜松市西区の航空自衛隊浜松基地

 航空隊教育の第一線として若手の育成・教育を重要テーマに掲げた。「浜松基地は教育の総本山。日本の安全のために必要な訓練、教育に、手を緩めず全力で取り組む」と強調した。地域社会との融和については「活動には周辺住民の理解と協力が不可欠。積極的に交流を図りたい」との姿勢を示した。
 東京都出身。防衛大卒業後、北海道の第3高射群、航空幕僚監部(空幕)防衛課などで勤務。埼玉県の第1高射群司令や沖縄県の南西航空警戒管制団司令を歴任した。2021年9月、第1術科学校長として浜松基地配属となった。

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