徳川家康生誕480年祝う 大河主演の松本潤さんら参列 静岡・久能山東照宮で「誕辰祭」

 徳川家康の誕生日にあたる26日、家康をまつる静岡市駿河区の久能山東照宮で「誕辰(たんしん)祭」が営まれた。行政、商工会議所の関係者など約50人が出席し、家康誕生480年の節目を祝った。来月から放送されるNHK大河ドラマ「どうする家康」で主演を務める松本潤さんら俳優3人も参列した。

「誕辰祭」に訪れた松本潤さん(中央)、杉野遥亮さん(右)、板垣李光人さん=静岡市駿河区の久能山東照宮(NHK提供)
「誕辰祭」に訪れた松本潤さん(中央)、杉野遥亮さん(右)、板垣李光人さん=静岡市駿河区の久能山東照宮(NHK提供)
家康生誕480年を記念した「誕辰祭」=静岡市駿河区の久能山東照宮
家康生誕480年を記念した「誕辰祭」=静岡市駿河区の久能山東照宮
「誕辰祭」に訪れた松本潤さん(中央)、杉野遥亮さん(右)、板垣李光人さん=静岡市駿河区の久能山東照宮(NHK提供)
家康生誕480年を記念した「誕辰祭」=静岡市駿河区の久能山東照宮

 誕辰祭は明治時代以降、国家安泰と平和祈願も兼ねて毎年行っている。家康が好んで食べたとされる赤飯や、家康の「お手植えミカン」の木から収穫されたミカンなどを本殿に供えた。
 式典には榊原康政役の杉野遥亮さんと井伊直政役の板垣李光人さんも参加。2人と拝殿で手を合わせた松本さんは「静岡に訪れるたび、いかに家康公がこの土地で愛されているのかをひしひしと感じる」と述べた。杉野さんは「東照宮や土地の持つパワーに圧倒された」、板垣さんは「めったにない貴重な経験ができた」と語った。
 姫岡恭彦宮司(64)は「家康公が日本を統一した時と同じように、静岡に活気が戻ってくれば」と話した。
 東照宮では同日から、家康が直接触れた愛用品などを一堂に集めた「徳川家康公展」が始まった。2023年3月まで。

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