家康の甲冑 御朱印に 切り絵や金紙で表現、歴史感じて 久能山東照宮
徳川家康をまつる久能山東照宮(静岡市駿河区)でこのほど、家康が着用したと伝わる甲冑(かっちゅう)の切り絵がデザインされた御朱印(初穂料700円)の授与を始めた。
デザインされた甲冑は、桶狭間の戦いの前哨戦とされる「大高城の兵糧入れ」で、19歳だった家康が着用した「金陀美具足(きんだみぐそく)」。金紙で表現された金陀美具足は明治時代以降、江戸城から久能山東照宮に奉納された。御朱印には家康が亡くなった後に神としてまつられている東照宮の社殿も切り絵で施されている。姫岡恭彦宮司(64)は「家康公の歴史が感じられる御朱印」とPRしている。
切り絵には、2023年の大河ドラマ「どうする家康」で家康役を務める俳優松本潤さんのイメージカラーである紫の紙も添えられている。