伝統の食文化継承へ 農家の七草がゆ、7日配布 掛川・とうもんの里で初売り

 掛川市山崎のとうもんの里総合案内所で6日、新年の初売りが始まった。五節句の一つ「人日の節句」の7日は無病息災や健康長寿を願い、地元農家が作った七草がゆを100食限定で振る舞う。

七草がゆの材料を選別する農家=掛川市山崎のとうもんの里総合案内所
七草がゆの材料を選別する農家=掛川市山崎のとうもんの里総合案内所

 自然豊かな地域で育った七草を食べてもらおうと、農家が協力して栽培した。七草の中には、土を選んだり日陰を好んだりと栽培が難しい野草もあった。特にゴギョウとホトケノザを育てるのが大変だったという。
 直売所では七草のセット販売も実施した。直売所担当の鈴木睦子さん(75)は「伝統の食文化を残していきたいと思い、農家さんに栽培をお願いした」と話した。
 8日はお汁粉を振る舞う。時間は両日とも午前9時半から。

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