初もみ茶 新年祝う 100歳長寿者に贈呈へ 菊川で保存会

 菊川市の菊川茶手揉保存会と小笠手もみ製茶技術保存会はこのほど、「新春初もみ会」を市役所東館プラザきくるで開いた。会員12人が約3時間かけて、伝統の技術で手もみ茶を仕上げた。

針状になった手もみ茶の出来栄えを確認する会員=菊川市のプラザきくる
針状になった手もみ茶の出来栄えを確認する会員=菊川市のプラザきくる

 茶業繁栄と新年の祝いを兼ねて毎年開催している。手もみしたのは2022年の春に摘み取り冷凍保存してあった茶葉4キロ。会員は両手で葉を挟んですり合わせながら乾かす「もみきり」や、形状を整えて光沢を出す「こくり」などの工程を経て針状の手もみ茶を完成させた。手もみ茶は長寿の祝いとして、100歳を迎える市民21人に郵送する。
 (掛川支局・伊藤さくら)

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