大工“弟子入り” くぎ打ちに苦戦 静岡・長田北小

 静岡市駿河区の長田北小の6年生約80人が19日、同校で大工の仕事を体験した。静岡の木を身近に感じてもらおうと、地元の野沢工務店やNPO法人まちなびやなどが企画し、児童は職人に手ほどきを受けながらくぎ打ちに挑戦した。

くぎ打ち体験をする児童ら=静岡市駿河区の長田北小
くぎ打ち体験をする児童ら=静岡市駿河区の長田北小


 同工務店の棟梁(とうりょう)我妻輝彦さん(44)が家が建つまでの工程を紹介した後、くぎ打ちを披露。「必ずくぎを見る」「まっすぐ打つ」といったコツを伝授した。
 同法人の弓削幸恵理事長(53)はクイズを交えながら、二酸化炭素を吸収したり、水をためたりする森林の役割を説明した。
 児童は5センチのくぎを角材に打ち込み、松永千波さん(12)は「くぎが曲がってしまった。思っていた以上に力が必要で、難しかった」と振り返った。

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