⚽J2藤枝 今季初の練習試合、新戦力の融合に手応え 中盤の展開力に課題も

 J2藤枝は20日、J2甲府と今季初の練習試合を清水ナショナルトレーニングセンターで行い、3-3で引き分けた。須藤監督は「仕上がりは30%」と厳しいが、新戦力と昨季の主力がゴールを奪い、初のJ2での戦いへ手応えをつかんだ。

藤枝―甲府 3本目で積極的にシュートを放つ藤枝のFW矢村(左)=清水ナショナルトレーニングセンター
藤枝―甲府 3本目で積極的にシュートを放つ藤枝のFW矢村(左)=清水ナショナルトレーニングセンター

 試合は45分3本で、主力と控えを分けずに臨んだ。1本目は浮足立って2点を失ったが次第にボール保持率を上げ、コーナーキックから新加入のDF山田が得点を挙げた。
 3本目の開始20秒でゴールを奪ったのも新加入選手。FW矢村はGKの頭上をふわりと越す技ありのシュートを見せ「最初の試合にしては周りが見えていた。前線の選手ですり合わせ、もっと流動的にポジションを変えて得点に絡みたい」と意欲を示した。
 3点目は昨季、大卒新人で10得点のMF久保。持ち味の突破力を新しい仲間に見せつけた。ただ、チームが目指す超攻撃的サッカーにはまだ遠く、ボランチの徳永は「中盤で攻撃のテンポが出ず、逆サイドへの大きな展開も足りなかった。開幕までに戦術を浸透させたい」と誓った。

▽練習試合(45分3本)
藤枝 3(1-2 0-1 2-0)3 甲府
▽得点者【藤】山田、矢村、久保

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