若手神職ら「大寒みそぎ」 舟こぐしぐさ「鳥船行事」も 天竜川

 暦上、1年で最も寒いとされる「大寒」の20日朝、静岡県西部の若手神職らが浜松市東区の天竜川で恒例の「大寒みそぎ」に臨んだ。日の出とともに川に入って神事を執り行った。

祝詞を奏上して身を清める参加者=浜松市東区の天竜川
祝詞を奏上して身を清める参加者=浜松市東区の天竜川

 県西部神道青年会のメンバーら約40人が参加した。気温4度、水温1・1度の天竜川で下帯をまとった男性神職とみそぎ装束の女性神職が風の吹く中、次々と川に入り胸元まで漬かって祝詞を数分間唱えた。入水前後で舟をこぐしぐさの「鳥船行事」も行った。毎年参加している村瀬環さん(38)=天竜区=は「寒かったが、すがすがしい朝を迎えることができた」と話した。

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