茶わんや水指130点 人間国宝の名陶も 沼津の陶芸美術館で展示

 沼津市東椎路の静岡陶芸美術館で3月26日まで、企画展「100+αの名碗」が開かれている。

美しい茶わんが並ぶ企画展=沼津市東椎路の静岡陶芸美術館
美しい茶わんが並ぶ企画展=沼津市東椎路の静岡陶芸美術館

 美濃焼や唐津焼の茶わんをはじめ、茶入や水指など計約130点が並ぶ。焼き物の中でも中心的な存在である茶わんの美しさや力強さを発信しようと企画した。人間国宝の故荒川豊蔵氏の瀬戸黒など美しい名陶が来館者の目を引いている。
 展示品の一部を使って抹茶を楽しむこともできる。植松弘行館長は「手触りや飲み心地も茶わんの魅力の大きな要素。手に取って質感や重さを味わってほしい」と話した。

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