若い力でまちづくり 静岡市駿河区の魅力発信 ワークショップ重ね成果発表
静岡市駿河区の区民意見聴取事業のワークショップ最終発表会が19日、同区役所で開かれた。地元自治会役員や大学生ら20~80代の約30人が「駿河区の魅力再発見」をテーマに事業案を説明した。
同事業は大学生ら若い力を生かしたまちづくりを住民が主体となって発案するのが目的。昨年11月から計4回のワークショップを重ね、同区の魅力や特色などを意見交換してきた。
最終発表会では、イチゴやしらすなどの特産品を売るイベントを開く▽大学生が中心となりSNS(交流サイト)で徳川家康ゆかりの地を発信する-などの案が出た。
全てのワークショップに参加した常葉大2年の天野菜月さん(20)は「異なる年代の方との意見交換を通じて新しい魅力を発見した」と笑顔を見せた。市自治会連合会長で、区民の中村直保さん(78)は「若い人の意見が知れた」と話した。
案は2023年度以降、同区の「魅力づくり事業」に役立てられる。