水道事業へ理解深める 静岡・足久保配水場 自治会役員ら見学
静岡市は22日、昨年12月に耐震改修工事が完了した同市葵区の足久保配水場の見学会を開いた。地元自治会役員ら約10人が水道事業への理解を深めた。
参加住民は市上下水道局の職員から配水場施設の機能について説明を受けながら、各家庭に水道水を送るポンプなどを見て回った。井戸から取水した水を滅菌するため、一時的に貯水する容量約400トンの配水池も見学し、安心な飲み水が出来上がる行程を学んだ。
同施設は現在約800戸に配水している。災害時の停電に備え、自家発電機能も完備した。
足久保学区自治会連合会の三重野隆志会長は「生活に欠かせない水道インフラの仕組みを知ることができた。災害対策の知識にもつながる」と述べた。