家康も登ったかな 掛川で歴史ウオーク

 掛川市の大渕地区まちづくり協議会は22日、地元の楞厳寺山(りょうごんじさん)に登る「歴史ウォーク」を開催した。子どもから大人まで住民約90人が参加した。
 楞厳寺山は戦国時代に徳川氏と武田氏が激しい攻防を繰り広げた高天神城の西側に位置する。山頂からは富士山や太平洋を眺望できる。標高は220メートルと高天神城より高く、地元では徳川家康が山頂まで登って城を監視したと伝わる。
 歴史ウォークは地域の活性化や住民が親睦を深めるために開催した。同協議会事務局長の増田都喜夫さん(68)は「山頂からの景色は空気が澄んでいる冬の時期が一番きれい。家康も登ったかもしれない山を多くの人に知ってほしい」と話した。

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