社会福祉施設参加のまちづくり学ぶ 静岡市駿河区で研修会

 静岡県知的障害者福祉協会は24日、会員となっている社会福祉施設の施設長らを招いた研修会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。社会福祉法人「仏子園」(石川県)の清水愛美理事(50)が社会福祉施設が参加するまちづくりについて講演した。

社会福祉施設が参加するまちづくりについて講演した清水理事=静岡市駿河区のグランシップ
社会福祉施設が参加するまちづくりについて講演した清水理事=静岡市駿河区のグランシップ

 施設長らの資質向上を図り、利用者の処遇向上につなげる狙い。清水理事は廃寺を施設利用者の働く温泉施設にリニューアルした同園の事業を紹介。「地域の特色や課題に目を向けて」と呼びかけ、後継者不足が懸念されるシイタケ農家の担い手として利用者が栽培、販売する取り組みも説明した。
 同協会の天良昭彦副会長(63)は「共生社会実現への一つの道を示してもらった」と話した。
 「児童発達」「障害者」「日中活動」など六つの分科会も行われ、参加者は各テーマについて意見交換した。

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