救急、救助出動最多 静岡市消防局 2022年まとめ

 静岡市消防局は27日までに、2022年の救急統計と火災発生状況の速報値をまとめ、県中部5市町に広域化した2016年以降で救急出動件数、救助出動件数がともに過去最多だったと明らかにした。火災件数は過去最少だった。
 救急出動は前年比6535件増の4万5045件で、搬送者は同5643人増の4万904人。搬送者の6割以上が高齢者、4割以上が軽症だった。
 救急出動が過去最多となったことについて、同消防局によると「新型コロナウイルス感染拡大の影響はあくまで一要因。交通事故による出動などが全体的に増えている」という。救助出動は同53件増の547件で、そのうち火災が148件と最も多かった。
 火災件数は前年比18件減の199件だった。火災による死者は9人、負傷者は31人。出火原因はたばこと配線器具がそれぞれ20件と最も多かった。

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