防災・減災の学び発表 駿河総合高2年 冊子やポスター作製

 駿河総合高(静岡市駿河区)の2年生が30日、防災・減災について学ぶ「地域防災コミュニティプロジェクト」の最終報告会を同校で開いた。

ブースに分かれて1年間の取り組みを発表する生徒=静岡市駿河区の駿河総合高
ブースに分かれて1年間の取り組みを発表する生徒=静岡市駿河区の駿河総合高

 生徒約240人は昨年6月、4人一組のグループをつくり、市役所や消防署、子育て支援センターなどでフィールドワークを実施した。この日は訪れた先で見つけた課題の解決策を発表した。
 各グループは、赤ちゃん用防災バッグを広く知ってもらうために冊子を作製したり、住宅用火災警報器の設置率を上げるためにポスターを制作したりした活動を説明した。
 保育施設を訪問した塩津吏那さん(16)は昨年の台風15号で自宅が断水の被害に遭った経験から、災害時のトイレ問題をテーマに探究。段ボールや砂で作る簡易トイレの作り方を紹介した。「トイレの重要さを身に染みて感じた。家にあるもので作れるから、何かあった時に役立てて」と話した。

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