台風15号対応検証 課題8項目を説明 浜松市防災会議

 浜松市防災会議が2日、市役所で開かれ、市は昨年9月の台風15号について庁内で検証した8項目の課題と改善策を説明した。特に道路冠水に関する課題が多数上がった。

浜松市役所
浜松市役所

 浸水区域への車両進入で故障車が相次いだ点について、「広範囲の浸水が発生し、交通規制が困難だった」と分析し、今後は浸水予想箇所で事前に注意喚起する仕組みを検討するとした。各自主防災隊に水害時に求める行動リストを事前に作成しておく、水防団や消防団との情報共有方法を整備する、などの対策案も挙げた。
 災害ボランティア団体などからニーズ把握に必要な被災情報の要望が多かったため、今後は連絡窓口の開設を検討し、共有すべき情報を整理する。家屋浸水の被災者に分かりやすい支援メニューの作成、情報発信の見直しにも取り組む。

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