探究学習の成果 オンライン披露 静岡県内24校、高校生サミット 

 探究学習や地域課外活動の取り組みを発表する「県高校生サミット」が5日、オンラインで開かれた。24校から生徒約100人が参加し、学校生活や社会問題などそれぞれのテーマごとに成果や提言を披露した。

動画の応用方法について意見を主張する生徒=静岡市葵区の静岡市立高
動画の応用方法について意見を主張する生徒=静岡市葵区の静岡市立高

 静岡市立高2年の渡辺ひなのさん(17)、石川結夢さん(17)、田村彩乃さん(16)の3人は高校生活の魅力を伝える短編動画を制作し、紹介した。SBSテレビ番組制作プロデューサーの鈴木俊夫さんから映像編集技術を学び、臨場感や訴求力を高めるために工夫した点を説明。SNS動画の人気が高まっているとして「映像技術をうまく応用すれば民間企業のみならず学校現場でも記録保存やプロモーションなどに幅広く活用できる」と述べた。
 このほか、富士高は高齢化社会を踏まえ、最先端技術を導入した介護福祉施設の実現を提案。小笠高は茶産業の振興策を提言するなど高校生ならではの斬新な意見を主張した。
 同サミットは今年で5回目。NPO法人しずおか共有ネットと県労働者福祉基金協会が高校生の問題解決力や好奇心の向上を図るため企画した。

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