足柄古道 ツバキ街道に 小山町観光協植栽、3月までに「30本」

 小山町観光協会は6日、同町竹之下の足柄古道にヤブツバキ5本を植えた。来年迎える設立60周年の記念事業。3月までに30本に増やし、その後も継続して植える予定。ヤブツバキの街道をつくり、新たな名所にする計画だ。

足柄古道にヤブツバキを植える参加者=小山町
足柄古道にヤブツバキを植える参加者=小山町

 鷹嶋邦彦会長や池谷晴一町長、地元の足柄小児童らが、嶽之下宮奥宮近くの地蔵堂川沿いに植えた。
 参加者によると、足柄古道は関東と関西を結ぶ主要街道で、700年ごろには人の往来があったとされる。現在は金時山に向かうハイキングコースとして親しまれている。
 付近一帯は室町幕府誕生につながる「竹之下合戦」の舞台。敗れた武将が住みついた小屋の跡地にツバキが咲いたとの伝説があり、その場所は「椿ケ淵」と呼ばれている。
 観光協会は今回植えた場所から椿ケ淵までの約2キロをヤブツバキの街道にする計画。

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