地域防災計画 修正案を了承 富士市防災会議

 富士市防災会議の本年度会合が8日、市消防防災庁舎で開かれ、市地域防災計画に、ドローン映像共有システムの活用体制整備などの項目を追加する修正案を了承した。
 デジタル技術を活用して情報を分析して共有するほか、防災教育や訓練にも取り入れることが盛り込まれた。
 同市は2022年、被害のある現場からの映像を市役所の対策本部と共有し地図上で整理できるシステムを導入した。23年2月3日に発生した岳陽中給食室の火災で、消防隊が撮影した映像を市庁舎の市幹部に中継し対応検討に用いた実績がある。計画には県の修正に合わせ、自主防災組織への女性参画支援や浸水が想定される11の中小河川などが加えられた。

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