VRで調整池“潜入” 水害から身を守ろう 浜松・西小児童が学ぶ

 浜松市中区の西小は10日、仮想現実(VR)を使った防災学習を校内で行った。5年生約60人が水害時の避難行動や、過去に学区内で発生した水害の被害などを学んだ。

VRを体験する児童=浜松市中区
VRを体験する児童=浜松市中区

 市河川課職員らが講師を務め、大雨の前にあらかじめ徒歩で逃げる原則や、避難が困難な場合に建物内の上部へ移る「垂直避難」などの基礎的な知識を伝えた。
 VRを使った授業では、学区内の公園(通称どんぶらこ公園)直下にある県内最大級の貯水機能を持つ「鴨江地下調整池」の3次元空間に入って見学した。初めてVRを体験した横井治英さん(10)は「画面で見るよりリアリティーがあった。調整池の中はすごく広かった」と感想を語った。

 

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