こま回し 時間や技競う 静岡・葵区で大会 児童「ゲームより楽しい」
子どもに昔遊びの楽しさを伝える「子ども生き生き遊び研究室」(静岡市駿河区)は11日、同市葵区の麻機児童館でこま回し大会を開いた。同館を利用する児童約10人がこまの回った時間や技を競い合った。
児童らは一斉にこまを投げ、誰が長くこまを回すことができるか競ったり、トレーや菓子缶の上など、限られた範囲でこまを回したりした。
麻機小3年近藤洸さん(9)は「空中手のせ」という高い難度の技に挑戦し、成功させた。近藤さんは「何回も練習すると上手になるのが分かる。ゲームより楽しい」と声を弾ませた。
同研究室は県内の小学校や保育園、児童館でお手玉や折り紙など昔遊びの出前授業をしている。小林泰之代表(78)は「身近なものを使って遊ぶ楽しさを知ってほしい」と話した。