教育3政策を協議 はままつ人づくり未来プラン推進委

 浜松市教委は14日、「はままつ人づくり未来プラン推進委員会」の2022年度第2回会合を中区の市教委で開いた。市教委側が「第3次市教育総合計画」の本年度取り組み状況や調査結果などを報告し、成果や課題について協議した。
 市教委職員をはじめ、教育委員や有識者らが出席。教職員や保護者、児童・生徒らを対象に実施した調査の結果を基に、キャリア教育、教育の情報化、コミュニティ・スクールの3政策の推進について意見を交わした。
 市側は全市的にキャリア教育が進んでいるものの、将来の夢を持っている児童・生徒が77・8%と20年度から7・4ポイント減少している点などを課題として指摘。教育の情報化に関しては「自分の考えや思いを、パソコンを使った資料や新聞などにまとめて発表することができる」と回答した児童・生徒が81%と上昇傾向にあることを成果に挙げた。また、インターネットやゲームのルールを「守ることができる」とした児童・生徒は94・5%に上ったが、出席者からは実態との乖離(かいり)を疑問視する声も挙がった。

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