若者の力で詐欺被害防止 浜松中央署 学生防犯団体が交流会

 静岡県警はこのほど、地域の防犯活動に取り組む県内大学生を対象にした「ヤング防犯ボランティア交流会」を浜松市中区の浜松中央署で開いた。学生はグループワークを通じて特殊詐欺被害防止に向けた対策を話し合った。

特殊詐欺被害の防止方法について話し合う学生=浜松中央署
特殊詐欺被害の防止方法について話し合う学生=浜松中央署

 ヤング防犯ボランティア「しずおか・ぴーす」と常葉大防犯ボランティアサークル「ジャスティス」、同大地域貢献センター「ヒューボック」のメンバーら12人が参加した。
 特殊詐欺は被害者の約9割が65歳以上とされる。参加者は3班に分かれて、若者目線で被害防止の啓発ポスター案を出し合った。個人の電話帳や受話器型のポスターに被害防止を訴える標語を入れる案などが出た。
 参加した篠宮桃菜さん(21)=藤枝市=は「自分は大丈夫だと思う油断が一番危ないと感じた。目に入りやすく、分かりやすいよう工夫した」と話した。

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