声かけカードで防犯確認 特殊詐欺想定 コンビニ訓練 浜松中央署

 浜松中央署は17日、浜松市中区のセブン-イレブン浜松早出町店で、特殊詐欺の被害防止訓練を行った。典型的な特殊詐欺被害パターンをイラストで記し、店員が来店者に注意を促す「声かけカード」を活用した。

声かけカードを活用して特殊詐欺被害防止の訓練をする参加者=浜松市中区
声かけカードを活用して特殊詐欺被害防止の訓練をする参加者=浜松市中区

 声かけカードはセブン-イレブン・ジャパンと協力して製作した。発生頻度の多い5種類の架空料金請求などの例を紹介している。同日の訓練では、架空請求された高齢男性が高額な電子プリペイドカードを購入しようとしたケースを想定。店員は来店者に積極的に声をかけて、声かけカードを使った防犯方法を確認した。
 カードは中区と西区のコンビニ全店に配布した。同署の川村法彦生活安全課長は「誰でも一目で分かりやすいイラストを使っている。被害パターンに当てはまったら、一度警察に通報してほしい」と呼びかけた。同店の田口勝浩店長は「警察と連携して特殊詐欺被害防止に努めていきたい」と話した。

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