⚽藤枝MYFC ホームで開幕戦 運営とサポーター、共に挑むJ2

 「蹴球都市ふじえだ」の誇りを示して-。クラブ史上初めてサッカーのJリーグ2部(J2)に昇格した藤枝MYFCが25日、ホーム開幕戦でV・ファーレン長崎をホーム藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場に迎えた。スタンドには昨季の平均入場者を大きく上回る2615人の観客が詰めかけたが、運営に大きな混乱はなく、サポーターは選手と勝利の喜びを分かち合った。

J2ホーム開幕戦に勝利し、選手(下)と一緒に喜ぶ藤枝サポーター=25日午後、藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
J2ホーム開幕戦に勝利し、選手(下)と一緒に喜ぶ藤枝サポーター=25日午後、藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)

 「地元チームと一緒に戦いたい」。市内在住の会社員村本吉雄さん(51)はゴール裏から大きな声援を送った。以前は清水エスパルスの試合に足を運んでいたが、今は攻撃的なサッカーを展開する藤枝に魅力を感じ、「スタイルを貫き、J2でさらに力を付けてほしい」と期待する。
 ジュビロ磐田サポーターの会社員前田みれいさん(24)=藤枝市=は初めて藤枝の試合に来場した。「スタジアムが地元感にあふれて楽しい。これからは藤枝と磐田両方を応援したい」と笑顔を見せた。
 運営側にとってもJ2は挑戦の舞台。今季は同公園内と周辺の駐車場を有料化した上で予約制にしたが、目立った渋滞やトラブルはなく順調に初戦を終えた。シャトルバスの台数も去年の2、3台から6台に増やすなど観客の満足度向上を図る。
 徳田航介代表(37)は「スムーズに観戦してもらえるよう毎試合課題を検証しながら、開幕から連勝したチームと同様にクラブも大きく成長したい」と決意を示した。

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