横須賀高生が考案 米粉シュー商品化 たこ満が製造

 掛川市の横須賀高の生徒がレシピを開発し、地元菓子店のたこ満が製造した「米粉のサツマイモシュークリーム」が27日、同校でお披露目された。3月18、19日に同市山崎のとうもんの里総合案内所で販売する。

米粉のサツマイモシュークリームのレシピを考案した生徒ら=掛川市の横須賀高
米粉のサツマイモシュークリームのレシピを考案した生徒ら=掛川市の横須賀高

 生地は掛川産の米粉で作り、クリームには県内産のサツマイモを使った。生地を練る時にサラダ油を使うなど生徒のアイデアを採用した。香ばしくサクサクの食感に仕上がったという。
 米粉スイーツの開発は家庭コースの3年生が地域の田園風景を守ろうと昨年9月から取り組んできた。11月に行われたコンペでは9班がドーナツやパンケーキ、フランスの伝統菓子カヌレなどのレシピを発表し、伊藤梨七さん、古川芽生さん、石田大和さんの班が選ばれた。製菓の専門学校へ進学する伊藤さんは「商品になり達成感がある。いつかは自分の店を持ちたい」と語った。
 活動に協力したNPO法人とうもんの会の名倉光子さん(75)は「どれもすばらしいレシピ。米粉は和風の菓子に合うと思っていたが洋菓子が多く提案されて驚いた」と話した。
 

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