瀬戸谷に滞在型宿泊施設 藤枝市長答弁 官民連携、24年春開業へ

 藤枝市の北村正平市長は28日、中山間地域の活性化に向けて、瀬戸谷地区のびく石ふれあい広場を有効活用し、官民連携で滞在型宿泊施設を整備する方針を明らかにした。今夏以降に着手し、2024年春のオープンを目指す。市議会2月定例会本議会で、岡村好男氏(藤のまち未来)の代表質問に答えた。
 同地区では市が21年度、陶芸を活用して交流人口拡大を図る「ふじえだ陶芸村構想」を打ち出した。構想の拠点として、入浴施設「瀬戸谷温泉ゆらく」の隣接地に新陶芸センターや道の駅を複合的に整備し、新たなまちづくりを進めている。
 一方、同地区には市が設置する大久保キャンプ場以外の宿泊施設がないため、東海ガスが陶芸村拠点施設と一体の滞在型の観光拠点となる宿泊施設を提案した。
 計画では、同社が約1万平方メートルの広場の地形を活用し、コテージやコンテナハウスなどを備えた100人規模の収容が可能なキャンプ場を整備する。
 市は同社に土地を貸し付け、施設整備費の一部を補助する方針。

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