“藤枝愛”満載 中学生が弁当 青島1年の吉永さん 駅前活性化企画に協力

 藤枝市立青島中1年の吉永小姫さん(13)が考案し再現された弁当の試食会が2日、青島中で行われた。試食した藤枝駅前商店街振興組合の理事らの意見を参考に改良を加え、2023年度中に駅前のイベントでの販売を目指す。

弁当を考案した吉永さん
弁当を考案した吉永さん
吉永さんが考案し再現された弁当を試食する藤枝駅前商店街振興組合の理事ら=藤枝市立青島中
吉永さんが考案し再現された弁当を試食する藤枝駅前商店街振興組合の理事ら=藤枝市立青島中
弁当を考案した吉永さん
吉永さんが考案し再現された弁当を試食する藤枝駅前商店街振興組合の理事ら=藤枝市立青島中

 試食会は、駅前商店街の活性化に向けた同組合と地域の企業による企画の第1弾。生徒に藤枝の魅力を知ってほしいという同校の思いとも合致し、協力して実施した。
 1年生は総合学習の一環で、空き店舗リニューアルやお弁当開発など六つのテーマに分かれ、地域活性化につながる企画案を作った。吉永さんの案はお弁当開発のテーマで最優秀賞に選ばれ、弁当・仕出しの喜久屋の村松繁明代表(47)が再現した。
 吉永さんは藤枝の特産物を生かし、エコを意識した弁当を完成イメージ図とレシピ付きで発案。藤枝と自身の名前を取って「藤姫(ふじひめ)」と名付けた。村松代表がシイタケなどが入ったハンバーグや有機抹茶を使ったプリンなどを調理し、ご飯は茶殻とゆかりとおかかを混ぜてそばつゆで味付けした。容器はプラスチックを使わず、紙を使用した。
 吉永さんは「忠実に再現してもらえた。藤枝の特産物のおいしさと魅力が詰まっている」と笑顔を見せた。

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