「秋葉信仰と街道」 関連文化財調査へ 浜松市、2023年度に

 浜松市文化財保護審議会(片桐弥生会長)は3日、本年度の最終会合を市役所で開いた。市は、浜松など8市町が関わる「秋葉信仰と街道」が県の「しずおか遺産」に認定されたことを受け、2023年度に関連文化財群の調査や関係市町の担当者連絡会議を始めることを報告した。

浜松市役所
浜松市役所

 関連文化財群の調査は、文化財の価値の明確化、適切な保存や活用、観光・歴史資源としての発信を目的に実施する。調査期間は5年間を予定し、秋葉山表参道の調査や既存資料の収集・整理などを進める。連絡会議では関連イベントの情報集約を行い、観光連携についても協議する。
 「秋葉信仰と街道」は秋葉神社(天竜区)や可睡斎(袋井市)など48件で構成し、交易も担う秋葉街道の営みを物語に仕立てている。県が1月24日付で、しずおか遺産として認定し、発表した。

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