⚽藤枝MYFC 秋田に先制許し、今季初黒星 サッカーJ2第3節

 明治安田J2リーグは4日、各地で第3節の4試合が行われ、藤枝は秋田に0-1で敗れた。

藤枝―秋田前半、ドリブル突破を阻まれる藤枝・横山(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―秋田前半、ドリブル突破を阻まれる藤枝・横山(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―秋田後半、ハイボールを競り合う藤枝・岩渕(左から2人目)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―秋田後半、ハイボールを競り合う藤枝・岩渕(左から2人目)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―秋田前半、ドリブル突破を阻まれる藤枝・横山(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―秋田後半、ハイボールを競り合う藤枝・岩渕(左から2人目)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)


①藤枝サ▽観衆2020人
秋田 2勝1分け(7) 1(1―0 0―0)0 藤枝 2勝1敗(6)
▽得点者【秋】飯尾(1)


 【評】藤枝は後半途中から圧倒的に攻め続けたが最後までゴールが遠く、秋田に今季初黒星を喫した。
 前半は相手の前線からのプレスに苦しみ、中盤が間延びしてリズムをつかめず、16分にクロスから失点した。
 後半は選手交代で小笠原を3バックの真ん中に配置し、徳永、岩渕を投入するとパスが回り出した。29分には渡辺がクロスを頭で合わせ、36分にも榎本が左足で惜しいシュートを放ったが、ゴール枠を捉えられなかった。

エンジンのかかり遅
 エンジンがかかるまでに手間取った。藤枝は後半途中から相手陣でボールを保持して攻め込んだがゴールを割れず、DF鈴木は「試合中に流れを変える力がまだ足りない」と課題を見つめた。
 ロングボールを蹴り込んで陣地を取りに来る秋田の戦術は想定通り。試合の入りから対応できていたが、DFラインのパス回しで圧力を受け、展開を落ち着かせることができなかった。パスのずれ、トラップのミスも目立ち、攻撃に転じたところで何度もブレーキがかかった。
 失点は一瞬の隙から。自陣深くでのDF山田のクリアが中途半端でエアポケットができ、パスをつながれた。今季初めて先制を許し、MF横山は「先に失点したことが全て。後手に回って慌ててしまった」と悔やんだ。
 後半の選手交代で右DF小笠原が中央に回り、ボランチ水野を右DFに下げるとリズムが生まれた。「スペースでボールを受け、中央突破でゴールに向かうイメージだった」と途中出場の岩渕。攻撃を活性化させたチーム最年長FWは「シュートの意識をもう少し持ちたかったが、悲観する内容じゃない」と前を向いた。
 開幕からの連勝は止まったが、チームはまだ成長途上。昨季から主力の鈴木は「勝っても負けても課題に向き合い、経験を次につなげたい」と決意を新たにした。

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