モンスト好き、全国から集結 三島でeスポーツ大会 静岡県内自治体で初開催

 三島市は4日、静岡県内自治体として初めて主催するeスポーツ競技大会を三島市民文化会館で開いた。近年注目を集めるeスポーツを通じて市外から誘客し、関係人口を増やす狙い。全国各地から集まった選手31組62人が人気スマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」の腕を競った。

全国各地から集った選手が腕前を競ったeスポーツ大会=三島市民文化会館
全国各地から集った選手が腕前を競ったeスポーツ大会=三島市民文化会館

 参加者の半数以上が県外で、首都圏をはじめ九州、北陸地方からも駆け付けた。予選を勝ち抜いた6組がトーナメント方式の本戦に進み、クリア時間を争った。思惑通りに技が決まったり、決着がついたりすると県内外から集まった観客約100人が大きな拍手で盛り上げた。
 誘致を目指すIT関連の企業や人材との相関性が高いと考え、市はeスポーツに着目。自治体、観光、地元企業とのつながりを意識して企画し、参加者には市内の飲食店や宿泊施設などで特典が受けられるパスカードも配布した。市内周遊を促すデジタルスタンプラリーも12日まで開催している。
 豊岡武士市長は「地域を盛り上げる人を増やしたい。これからもずっと三島に関わってほしい」と選手や観客に呼びかけた。

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