高校生「裁判員、自分事に」 西遠女子学園 地裁浜松支部が出前講座

 静岡地裁浜松支部はこのほど、裁判員制度をテーマにした出前講座を浜松市中区の西遠女子学園高で行った。3年生約60人が刑事裁判の手続きや裁判員裁判の仕組み、法廷での審理の流れなどを学んだ。

裁判員制度の仕組みについて紹介する先崎裁判官=浜松市中区
裁判員制度の仕組みについて紹介する先崎裁判官=浜松市中区

 先崎春奈裁判官と大村泰平裁判官が講師を務めた。成人年齢の18歳への引き下げで裁判員の対象年齢になった生徒もいることを踏まえ、先崎裁判官は「裁判員には、法律の知識がなくても分かりやすい説明を心がけている」「裁判員を経験した人からは良い社会経験だったとの意見が多い」などと紹介した。
 大石心和さんは「今まで裁判は遠い存在だったけど、自分事になった」と話し、湯沢愛理亜さんは「4月から法学部に進学する。裁判員に選ばれたら責任持って参加したい」と意気込みを語った。

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