家康の側室・秀忠の生母 西郷の局「次世代に」 碑建立1年で行事 掛川の龍華院

 掛川市掛川の龍華院で4日、境内にある西郷の局の石碑が建立から1年を迎え、記念行事が開かれた。西郷の局は同市上西郷で生まれた徳川家康の側室で、2代将軍秀忠の生母。地元住民など100人が参加した。

西郷の局の石碑(左)の前で歌う掛川少年少女合唱団=掛川市掛川の龍華院
西郷の局の石碑(左)の前で歌う掛川少年少女合唱団=掛川市掛川の龍華院


 掛川少年少女合唱団と、同市や袋井市で活動する合唱団「ありがとう広め隊」が出演した。童謡「たんぽぽ」や浜松市天竜区出身の故坪井安さんが作詞した「ありがとう」を合唱した。「西郷の局御休息を見守る会」代表の石野茂子さん(74)は「聡明(そうめい)な女性がいたことを次世代の人に伝えていきたい」と話した。
 石碑は昨年3月3日、西郷の局の生誕470年を記念して、孫に当たる3代将軍家光がまつられている龍華院の霊廟(れいびょう)の横に建立された。

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