20キロ桜島大根「うんとこしょ」 浜松市中区・ばらの都苑 花川小1年生、力合わせ収穫

 浜松市中区の花川小1年生8人が6日、学校近くの「ばらの都苑」(天野和幸苑主)を訪れ、桜島大根の収穫体験を行った。直径40センチ、重さ20キロの大きな大根に悪戦苦闘しながらも、青空の下で収穫作業を楽しんだ。

収穫した大根を持つ児童=浜松市中区の「ばらの都苑」
収穫した大根を持つ児童=浜松市中区の「ばらの都苑」

 桜島大根は天野さん(82)が昨年夏から、日本一大きい大根を目指して育ててきた。国語の授業で児童が「大きなかぶ」という題材を学ぶことを知った天野さんは、「子どもたちに教科書の中の世界を体験してほしい」と栽培を始めた。
 児童はこの日の収穫に向けて、「大きなかぶ」の劇の練習に励んできた。おじいさん役やねずみ役を演じ、皆で「うんとこしょ、どっこいしょ」と声をかけ合って、大根を力いっぱい引き抜いた。
 手や足を土まみれにして収穫に当たった中村藍さん(7)は「大きさにびっくりした。みんなで引き抜けてうれしい」と話した。
 同校は桜島大根を校内に展示するという。

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