島田商高生 パン開発 3種、市内の店と協力 県産牛乳「みるしず」使用

 島田商高の2年生がこのほど、選択授業の一環で島田市東町のパン屋「ベーカリーラボ」と協力し、サツマイモや米粉、県産牛乳の共同ブランド「みるしず」を使ったパン3種を開発した。生徒や同店代表の奥山晃史さんらが10日、市役所を訪れ、染谷絹代市長に商品を届けた。

ベーカリーラボとパンを共同開発した島田商高の生徒ら=島田市役所
ベーカリーラボとパンを共同開発した島田商高の生徒ら=島田市役所

 商品開発や流通、消費者のライフスタイルなどを学ぶことが目的。原料の小麦価格が高騰していることを受け、小麦粉に国産サツマイモや米粉を混ぜ、SDGs(持続可能な開発目標)にも配慮した。みるしずを使用することで地産地消も意識した。いずれも素材の香りや食感、甘みを楽しむことができるという。県内のイベントで販売し、消費者の反応も直接確かめた。
 試食した染谷絹代市長は「素材の味を感じてとてもおいしい。SDGsにも合致していて素晴らしい」と述べた。長野麻帆さん(17)は「今後も地元企業と協力し、島田の魅力発信やまちづくりに貢献していきたい」と話した。
 商品はベーカリーラボで予約販売している。

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