⚽「中山アスル」初勝利 監督、ベンチでガッツポーズ J3沼津ホーム開幕戦
サッカーJリーグ3部(J3)のアスルクラロ沼津は12日、沼津市の県営愛鷹広域公園多目的競技場で今季のホーム開幕戦を迎え、カターレ富山に2-1で勝利した。中山雅史新監督は就任して以降、今季2戦目で初勝利を飾った。
待望の瞬間、ホームは歓喜に包まれた。昨季ホーム初戦の倍以上となる2854人のサポーターや市民は、中山雅史新監督率いる「新生アスル」と喜びを分かち合い、今季への期待値を高めた。
試合前のホームスタジアム。知名度とカリスマ性がある監督誕生と選手の発奮への期待感から、熱気に包まれていた。「攻めるアスルを見たい」。JFL時代から応援する会社員藤本理恵子さん(29)=沼津市=は「監督が代わって沼津や県東部も期待している」と語った。
静岡市清水区の自営業府川哲也さん(51)は中山監督目当てに初観戦。「熱い、ゴンさんらしい試合展開を見たい」。中山監督の姿をプリントした自作Tシャツを着て駆け付けた藤枝市の会社員青木洋輔さん(40)は「勝ってJ2昇格の機運を高めたい」と期待する。
後半31分、MF菅井拓也選手が追加点を決めると、サポーターらは声を張り上げた。選手も駆け寄り大声援に感謝を伝えた。菅井選手は「シーズンが始まる前から多くの期待の声をいただいている。結束して頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。