藤枝市民大学リカレント教育 修了者の学習歴をデジタル証明 国内自治体で初発行

 藤枝市はこのほど、藤枝市民大学の2022年度リカレント(学び直し)教育コースの修了者に対し、スキル取得を生涯にわたって証明する「学習歴のデジタル証明(オープンバッジ)」を国内の自治体で初めて発行した。公的機関からの証明を受け、今後の就職や転職、起業活動に生かしてもらう。

オープンバッジを発行された修了者=藤枝市の市産学官連携推進センター
オープンバッジを発行された修了者=藤枝市の市産学官連携推進センター

 同コースの基礎講座と専門講座でそれぞれ6講座のうち、5講座以上に出席した受講者に対し、オープンバッジを発行した。本年度の発行件数は計84件。
 同コースの講師や受講者の交流会が同市の市産学官連携推進センターで行われ、約20人が修了証を受け取った。修了者は「学びの記録が残り、他者にも説明できるのが便利。知識と経験を生かして地域活動に参画する時に役立てばうれしい」などと語った。
 オープンバッジは米国の機関が認定する国際標準規格。日本では一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク(東京)が発行する。

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