御前崎で開幕 ウインドサーフィン国際大会 世界トップ選手華麗に 21日まで熱戦

 ウインドサーフィンのトップ選手が集う国際大会「スピケア御前崎ジャパンカップ」が16日、御前崎市の御前崎ロングビーチで始まった。国内外から約60人が参戦し、帆で風を受けながら海面を滑走して華麗な技を競った。21日まで熱戦が繰り広げられる。

海面を滑走して華麗な技を競う選手=御前崎市の御前崎ロングビーチ
海面を滑走して華麗な技を競う選手=御前崎市の御前崎ロングビーチ
サーフィン人気に着目して御前崎市が整備したコワーキングスペース「ウミカゼベース」=同市
サーフィン人気に着目して御前崎市が整備したコワーキングスペース「ウミカゼベース」=同市
海面を滑走して華麗な技を競う選手=御前崎市の御前崎ロングビーチ
サーフィン人気に着目して御前崎市が整備したコワーキングスペース「ウミカゼベース」=同市

 男子のプロ、マスター(45歳以上)、ジュニア(19歳以下)、女子の4部門で実施する。ウインドサーフィンの国際組織は「PWA」と「IWT」の二つがあり、2023年から両団体が獲得ポイントを統一してツアー大会を開催。今大会はその第1戦目。
 初日は昨年、日本女子チャンピオンの佐藤素子選手(同市)が優勝した。17日以降は同市出身で男子の石井孝良選手の活躍にも期待がかかる。
 日本ウインドサーフィン協会の石原智央理事長(同市)は「ジャンプ精度など高い技術力を生観戦してほしい」と述べた。

サーフィンと仕事両立へ 市が空き室改修 コワーキングスペース
 沿岸に高波が押し寄せる御前崎市には近年、移住や滞在で訪れるサーフィン愛好家が増えている。市はさらなる交流人口の拡大やビジネス創出につなげようとワーケーション誘致に乗り出した。
 市は昨年7月、同市の観光物産会館「なぶら館」の空き室を改修し、コワーキングスペース「ウミカゼベース」を整備した。趣味のサーフィンと仕事を両立したいとのニーズに応え、関東圏からの利用者が目立つという。
 室内は作業スペース約40席を用意し、落ち着いた雰囲気を演出。インターネット通信やオンライン会議室も完備し、リモートワークや地域交流の拠点として活用をPRしていく。市商工観光課の片渕孝通さんは「御前崎をサーフィンの聖地として広めていき、地域活性化を進めたい」と語った。

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