藤枝市の駅周辺活性化 静岡県内初第4期へ 計画認定、59事業

 藤枝市は17日、国に申請していた中心市街地活性化基本計画の第4期計画(2023~27年度)に関して、国から認定を受けたと発表した。JR藤枝駅周辺の約160ヘクタールを対象とした計画で、認定は同日付。市によると、第4期の認定は静岡県内で初となる。
 計画では「イノベーションを生み出す、魅力あふれる生活・創造空間の創出」と「人と人、人と街がつながり、多くの人々でにぎわう交流空間の創出」の二つの基本方針を掲げた。目標指標として、第3期に続き、居住人口や昼間の歩行者の通行量、イベント来場者数の増加、空き店舗数の減少の四つを設定し、計59の関連事業を盛り込んだ。
 藤枝駅前一丁目6街区と9街区の再開発は第3期の継続事業として取り組む。昨年5月に市と島田掛川信用金庫が基本協定を結んだ、駅前二丁目市有地の有効活用などの新規事業も展開する。リモートワークの普及や生活様式の見直しに伴い、市は「活動と交流があふれる次世代の都市拠点」の形成を目指す。
 認定を受け、盛り込んだ事業について国の補助を受けやすくなるメリットがある。

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