山頂から「志太九景」望む 藤枝市 案内標柱と看板 設置

 藤枝市はこのほど、金比羅山から望む志太平野の九つの景勝地「志太九景(しだくけい)」を案内する標柱と看板を設置した。今月下旬には桜(ソメイヨシノ)が見頃を迎えるとされ、山頂から藤枝の街並みとともに眺望できる。

志太九景の方角を示す標柱を設置する地元住民=藤枝市志太の金比羅山
志太九景の方角を示す標柱を設置する地元住民=藤枝市志太の金比羅山


 志太九景は江戸時代から親しまれ、中国の「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)」をまねしたものだという。市は金比羅山緑地再整備事業の一環で、魅力の向上を図り、にぎわいを創出する。
 地元住民でつくる志太金比羅山保勝会のメンバー5人が協力した。「富士暮雪(ふじぼせつ)」や「藤枝晴嵐(ふじえだせいらん)」といった名の景色の方角を示す九つの標柱と、志太九景の説明が書かれた看板を山頂付近に立てた。
 27日~4月8日は「金比羅山・瀬戸川桜まつり」が開催される。
 (藤枝支局・青木功太)

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