川越し街道を「にぎやかに」 八重枠稲荷神社にキツネの石像、手水鉢奉納 地元彫刻家の土屋さん、感謝込め制作 島田・河原町自治会

 島田市の河原町自治会は19日、地元の川越し街道のにぎわい創出などを願い、キツネの石像の奉納除幕式を同市河原の八重枠稲荷神社で行った。

キツネの石像の完成を祝う関係者=島田市の八重枠稲荷神社
キツネの石像の完成を祝う関係者=島田市の八重枠稲荷神社
花手水として参拝客を迎えている手水鉢
花手水として参拝客を迎えている手水鉢
キツネの石像の完成を祝う関係者=島田市の八重枠稲荷神社
花手水として参拝客を迎えている手水鉢

 街道に店舗がある一般社団法人「しまだきものさんぽ」副代表理事で、彫刻家の土屋誠一さん(73)=同市菊川=が地域への感謝の思いから制作した。35センチほどの石像は御影石を使用し、かわいらしいデザインに仕上げた。手水(ちょうず)鉢も寄贈し、色とりどりの花を浮かべて花手水として参拝者を迎えている。
 土屋さんは「地域の子どもたちに石像を触ったりなでたりしてもらえば、もっと味が出てくるはず」と話した。いずれも神社入り口に設置している。
 祭典に合わせて除幕し、地域住民が奉納を祝った。河原町自治会の平口政男会長(72)は「観光客の通り道にもなっているので、地域がにぎやかになってくれればうれしい」と述べた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞