東部木材、学生が生かす テーブルや椅子製作 県総合庁舎に設置 沼津市

 静岡県東部地域局は地元木材団体や職業訓練施設と連携し、伊豆、駿東、富士地域の杉とヒノキを使ったテーブル3台と椅子6脚を作った。沼津市の県東部総合庁舎2階の情報発信コーナーに置き、来庁者に利用してもらう。

地元木材でできたテーブルの肌触りを確かめる出席者=沼津市高島本町の県東部総合庁舎
地元木材でできたテーブルの肌触りを確かめる出席者=沼津市高島本町の県東部総合庁舎

 「木ザIzu(いず)」と「東静モク木サークル」、「フジヒノキメイド有限責任事業組合」から木材の提供を受けた。テーブルは県立あしたか職業訓練校の学生、椅子に取り付けた木材産地を示すプレートは県立工科短期大学校沼津キャンパスの学生が手がけた。
 完成披露会を22日、同庁舎で開き、テーブルの肌触りを確かめた同局の板垣孝博局長は「なめらか。色も温かみがある」と話した。
 情報発信コーナーのパンフレットをゆっくり見てもらう場所をつくろうと、同局が考えたのがきっかけ。木材産業や学生の技術力もPRしようと、各団体や学校に協力を呼びかけた。

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