ブラジル議員団 浜松訪問 市役所 市と連携強化へ意見交換

 国の事業で来日しているブラジル議員団が27日、浜松市役所に山名裕副市長を訪ね、両国・市の連携強化に向けて意見を交わした。

山名副市長(前列右から4人目)と意見交換したブラジル議員団=浜松市役所
山名副市長(前列右から4人目)と意見交換したブラジル議員団=浜松市役所

 訪れたのは、団長のネルソン・トラッジ上院議員や元バレーボールブラジル女子代表のレイラ・バッホス上院議員ら国会議員や州議員、市議会議員の計9人。21日に来日し、東京や福島県で環境施策や震災復興の様子を視察した。浜松には26日に訪れ、浜松城を見学したという。
 ネルソン上院議員は「全国で最も多くのブラジル人が住む浜松市に来るのを楽しみにしていた」とあいさつ。山名副市長は東京五輪・パラリンピックの事前合宿で同国選手団464人を受け入れたことに触れ、「浜松の共生社会の実現につながった」と語った。
 議員からは「ブラジル人市民の就労や教育の支援を」「ブラジル人市民が温かく迎え入れられていてありがたい」などと要望や感謝の言葉があった。
 議員団は在浜松ブラジル総領事館(中区)や外国人学校「ムンド・デ・アレグリア」(西区)も訪れた。
 (浜松総局・宮崎浩一)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞