遠州フレンチに舌鼓 地元産カキや野菜ふんだんに 生産者らランチ会

 浜松市西区のフランス料理店「メゾン ナカミチ」で28日、「春の遠州地産地消ランチ会」が行われた。同店の中道敦シェフが遠州各地から直接取り寄せた旬の食材を調理し、地元生産者や料理人ら15人が舌鼓を打った。

地元産食材でつくられた料理を味わう参加者=浜松市西区の「メゾン ナカミチ」
地元産食材でつくられた料理を味わう参加者=浜松市西区の「メゾン ナカミチ」


 色とりどりの9種類の前菜オードブル、カキやハマグリなどを入れたチャウダーパイドームなど、地元の食材をふんだんに使用した料理が並んだ。中道シェフは、生産者が丹精込めて市内で育てた無農薬の有機野菜やカキなどの食材を余すことなく調理した。参加者は一口食べるごとに、「おいしい」と感嘆の声を漏らした。
 浜名湖産の養殖カキを提供した八木田牡蠣商店の八木田昇一さん(37)は、「自分のカキがフランス料理としてどう表現されるのか楽しみだった。見た目や味、食感すべてがいい」と喜んだ。
 ランチ会は、市内を拠点に生産者と料理人を結ぶ「浜松三ツ星会」が主催した。同会は年10回ほど料理人や生産農家を対象に、食事会や農地訪問活動を行っている。

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