藤枝・岡出山の小路整備に着手 蓮華寺池公園と旧市街地周辺の回遊性向上へ

 藤枝市の北村正平市長は7日の定例記者会見で、蓮華寺池公園と旧市街地周辺の回遊性と居住性の向上のために、同市岡出山地区の小路の整備に着手すると明らかにした。3月に行った地域政策研究の成果発表会で、市と包括連携協定を結ぶ静岡理工科大の学生の提案が実現する。2024年3月下旬の供用開始を目指す。

静岡理工科大の学生が制作した岡出山小路整備事業のイメージパース=藤枝市役所
静岡理工科大の学生が制作した岡出山小路整備事業のイメージパース=藤枝市役所

 市は旧東海道藤枝宿など歴史や文化資源が集まる旧市街地で新たな魅力を創出するため、旧市街地総合再生基本計画に取り組んでいる。岡出山小路の整備は同計画の一環。同大理工学部建築学科の学生は、小路に花回廊や人々の居場所となるポケットパークなどの機能を持たせる案を考えた。
 整備する場所は、藤枝5丁目の旧東海道から岡出山公園に続く道。敷地面積495・65平方メートル、総延長52・07メートル。11月に施工し、完工まで同大と協力して事業を進める。
 市は21日まで、工事を請け負う事業者を募集している。北村市長は「多くの人が訪れる新たなスポットとして、事業を成功させたい」と述べた。

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