⚽J2藤枝MYFC 岡山とドロー 逆転するもリード守れず

 明治安田J2リーグは8日、各地で第8節の10試合が行われ、藤枝は岡山と2―2で引き分けた。

藤枝―岡山後半32分、オウンゴールを誘うクロスを上げる藤枝・榎本(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半32分、オウンゴールを誘うクロスを上げる藤枝・榎本(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半30分、同点ゴールを決める藤枝・徳永(右から2人目)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半30分、同点ゴールを決める藤枝・徳永(右から2人目)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半30分、同点ゴールにつながるクロスを上げる藤枝・榎本(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半30分、同点ゴールにつながるクロスを上げる藤枝・榎本(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半32分、オウンゴールを誘うクロスを上げる藤枝・榎本(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半30分、同点ゴールを決める藤枝・徳永(右から2人目)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)
藤枝―岡山後半30分、同点ゴールにつながるクロスを上げる藤枝・榎本(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・杉山英一)


 ①藤枝サ▽観衆2243人
 藤枝 3勝1分け4敗(10) 2(0―1 2―1)2 岡山 2勝5分け1敗(11)
 ▽得点者【藤】徳永(1)OG【岡】柳(2)バイス(2)

 【評】藤枝は一度逆転したが、最後までリードを守り切れず、岡山と引き分けた。
 前半は中盤でパスミスが目立ち、流れに乗れなかった。押し込まれる展開が続き22分、コーナーキックから先制点を許した。
 後半は選手交代から攻勢に転じ30分、榎本のクロスを途中出場の徳永が合わせて同点。2分後には榎本のクロスがOGを誘って勝ち越した。終盤は守備的選手を投入して逃げ切りを図ったが、追加時間に追い付かれた。


 先制許すも粘り 成長刻む勝ち点1
 勝利は逃したが、勝ち点1に成長の跡を刻んだ。藤枝は昨季3位の岡山相手に劣勢から自分たちで流れをつくり、副主将のDF川島は「負け試合を引き分けた。次につながる」と前を向いた。
 課題だった試合の入りは集中していたが、強力な外国人FWを擁する相手の圧力を受け、次第にパスが乱れた。守勢に回り、立て続けのコーナーキックでマークが外れて前半22分に失点。今季、先制された4試合は全て黒星で暗雲が漂った。
 スタジアムの雰囲気を一変させたのは、左サイドのドリブラー榎本。後半30分、縦に突破すると「ゴール前に上げれば、何か起きる」とクロスで、途中出場した徳永の同点弾をアシスト。さらに2分後にも途中出場の水野とのパス交換で抜け出してクロスを上げ、OGを誘った。
 「攻撃だけでなく守備でも献身性があり、力強くなった」。指揮官は大卒2年目の榎本の活躍に目を細めた。
 シュート数は相手の半分以下の5本。しかも追加時間を含め残り5分で山田、久富とDF2枚を入れながら勝ちきれず、チームに満足感はない。
 しかし、リズムが悪くても粘り強く戦う姿勢が生まれたのは好材料。移籍後初ゴールを決めた徳永は「試合に出られず悔しい思いをしてきた。やっとスタートライン」と振り返った上で、「チームの総力を示し、上位に食い込みたい」と、この先の連戦を見据えた。 

 

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