⚽藤枝MYFC 持ち前の攻撃力発揮 千葉に3-1で快勝 J2リーグ第9節

 明治安田J2リーグは12日、各地で第9節の11試合が行われ、藤枝は3-1で千葉に快勝した。

藤枝―千葉 前半、2点目を決める藤枝・渡辺=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・宮崎隆男)
藤枝―千葉 前半、2点目を決める藤枝・渡辺=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・宮崎隆男)

①藤枝サ▽観衆1561人
藤枝 4勝1分け4敗(13) 3(2―0 1―1)1 千葉 1勝3分け5敗(6)
▽得点者【藤】横山(2)渡辺2(7)【千】鈴木大(1)


 【評】藤枝は持ち前の攻撃力を発揮し、千葉を3―1で下した。
 試合開始から猛攻を仕掛けた。12分にMF横山のミドルシュートで先制すると、その後も相手陣でボールを保持して攻め続け、40分にはFW渡辺が追加点を挙げた。
 後半開始直後は相手の圧力を受けたが、12分に渡辺が3点目を奪って突き放した。その後は攻守のバランスを取りながら5人の選手を投入。追加時間に失点したが、危なげなく逃げ切った。
「オリジナル10」を粉砕 カクテル光線浴び 躍動  カクテル光線を浴び藤色のイレブンが躍動した。昇格1年目の藤枝がJリーグ開幕時から加わる「オリジナル10」の千葉を粉砕。須藤監督は「幻想的な雰囲気の中で幸せを感じた。今後の大きな自信になる」と破顔した。
 J3では夜間の試合がなく、クラブにとって初のナイター。試合の入りを心配したが、全選手がフルパワーで襲いかかった。前半12分の先制点はMF横山のミドルシュート。エリア手前から右足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に。シュートへの積極的な姿勢が光った。前節岡山戦はシュート0本。背番号10は「ふがいなかった自分のプレー映像を10回以上見て、悔しさをぶつけた」と振り返った。
 42分の追加点はMF久保のアーリークロスから。FW渡辺がDF2人に競り勝ち、1タッチでネットを揺らした。後半12分の3点目も効果的で、前掛かりになった相手の裏へMF横山がスルーパスを通し、抜け出した渡辺が冷静に決めた。
 今季7得点目でランク単独トップを走るストライカーは「ハットトリックを逃した」と後半16分のチャンスを悔しがった上で、「自分たちの戦い方が間違ってないと確認できた」と胸を張った。
 ただ、前節に続いて追加時間にセットプレーから失点したのは課題。副主将のDF川島は「上位に行くためには絶対に克服しないといけない宿題。次までに改善し、さらに成長したい」と誓った。

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